1950-02-06 第7回国会 参議院 決算委員会第一分科会 第2号
これも最終的な精査は第三次に讓つたという点でありまして、勿論第一次、第二次も可なりの当時のスタツフとしてはできるだけのことをいたしたのでありますが、何分工事に追掛けられた感は否定し得ないわけでございまして、且つ当時の物価が後から後から上つて参りまして、物価の全面的補正があるために、一応前に作つた予算というものは根底から算出の根拠を失なつてしまうというような事態になりましたために、今から考えて見ますると
これも最終的な精査は第三次に讓つたという点でありまして、勿論第一次、第二次も可なりの当時のスタツフとしてはできるだけのことをいたしたのでありますが、何分工事に追掛けられた感は否定し得ないわけでございまして、且つ当時の物価が後から後から上つて参りまして、物価の全面的補正があるために、一応前に作つた予算というものは根底から算出の根拠を失なつてしまうというような事態になりましたために、今から考えて見ますると
本案は先に本國会において大蔵大臣の説明にもありました通り、本年度当初予算編成後におきまして、新物價体系の制定、賃金水準の引上げ、貿易の再開、その他の財政の基盤をなしております経済的諸條件に著しい変化を見ましたために、これが全面的補正をなし、歳入歳出共に八百五十六億二百三十六万八千円を増額せんとするものであります。